電動カートの豆知識

高齢者用電動カート(シニアカー)に関する情報をやさしくご紹介。

電動カートに関するサイト ②(独)製品評価技術基盤機構 (NITE)のサイト

 

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE) (2017.8.28)

 

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)には製品の安全性の検証や事故発生時の原因の分析を行う部署「製品安全センター」があり、ここから平成28年9月に介護ベッド、電動車いす、温水洗浄便座に関する製品事故への注意喚起が発表されています。

高齢者の製品事故にご注意ください

-介護ベッド、電動車いす、温水洗浄便座-

 http://www.nite.go.jp/data/000081916.pdf

 

 介護ベッドや電動車いすは、介護の負担を軽くしたり、高齢者の行動範囲を広げ、自立した社会生活を支援したりするために欠かせない製品です。しかし、誤使用や不注意などによって事故が発生することも多く、「死亡」「重傷」といった重篤な被害に至る割合が高くなっています。 --- 高齢者による製品事故を防ぐため、家族や介護者などまわりの方も、製品を使用する際に注意すべきポイントを確認しましょう。
 NITE(ナイト)に通知された製品事故情報によると、高齢者による介護ベッドや電動車いす、温水洗浄便座の製品事故は平成23年度~平成27年度の5年間に97件(電動車いす28件)ありました。このうち電動車いすは約4割(12件、43%)が、使い始めてから1年未満に発生しており、使用者が使用に不慣れであったことが事故の主な原因となっています。また、被害状況をみると、電動車いすは約8割(21件、75%)「死亡」「重傷」といった重篤な被害に至っています。(2016.9.15)

※電動車いす関連の記述を抜粋 

 

 このNITEの資料では、「電動車いす」(いわゆる「電動車いす」と「ハンドル型電動車いす(=電動カート・シニアカー)」の両方を合わせたもの)の事故が平成23~27年度の5年間に28件発生したとされています。このうち、「乗車中に転倒・転落」した事故が12件(シニアカー8件、電動車いす4件)発生し、また「踏切内で列車と接触」した事故が6件発生したとされています。さらに、資料では事故原因の詳細な分析と事故防止のための注意すべき点が記載されています。

  

 また、別のページでは電動カートの事故の状況を再現した動画が紹介されており、これをみると事故がどのように発生するのかよく理解できます。

 

3-02 ハンドル形電動車いす1「1.坂道走行での事故」

3-02-ハンドル形電動車いす1「1.坂道走行での事故

 

3-09 ハンドル形電動車いす2「1.路肩走行中の転倒」

3-09 ハンドル形電動車いす2「1.路肩走行中の転倒」

 

3-09 ハンドル形電動車いす2「2.坂道を登坂中の転倒」

3-09 ハンドル形電動車いす2「2.坂道を登坂中の転倒」

 

3-09 ハンドル形電動車いす2「3.坂道下り走行」

3-09 ハンドル形電動車いす2「3.坂道下り走行」

 

3-25 電動車いす「1.脱輪」

3-25 電動車いす「1.脱輪」

 

3-25 電動車いす「2.路肩走行」

3-25 電動車いす「2.路肩走行」

 

3-25 電動車いす「3.段差乗り越え」

3-25 電動車いす「3.段差乗り越え」

 

3-25 電動車いす「4.カーブ走行中に脱輪」

3-25 電動車いす「4.カーブ走行中に脱輪」

 

3-25 電動車いす「5.バックでの走行中に脱輪」

3-25 電動車いす「5.バックでの走行中に脱輪」

 

3-25 電動車いす「6.路肩走行中に脱輪」

3-25 電動車いす「6.路肩走行中に脱輪」

 

 やはり動画で見ると迫力があるというか、電動カートでの事故がどのように起きるのか具体的にイメージできますね。電動カートの運転者だけでなく、ご家族にもぜひ見ていただき意識を共有していただきたい動画です。

 

 

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