電動カートの豆知識

高齢者用電動カート(シニアカー)に関する情報をやさしくご紹介。

高齢化社会の交通手段確保…自動運転の実験開始

 

高齢化社会の交通手段確保…自動運転の実験開始 (2017.9.3)

 

 完全に無人の車両による自動運転の実証実験が始まったという話題です。

www.yomiuri.co.jp


 中山間地域の新たな交通手段として、国土交通省が2020年までに実用化を目指している自動運転サービスの実証実験が2日、栃木県栃木市西方町元の道の駅「にしかた」で始まった。
 高齢化が進み中山間地域での買い物や通院など交通手段の確保が課題となる中、同省は道の駅など全国13か所で今年度から技術的な実証実験を行う。

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 やはり高齢化社会でもっとも期待される移動手段は自動運転車でしょう。自動運転の実証実験は、運転手が補助する形式や私道・閉鎖された地域での実験はすでに行われていますが、完全な無人での自動運転車両による公道での実証実験は日本初ではないでしょうか。こちらの動画を見ると、コンパクトな車内ながらとても快適そうです。


自動運転サービス 「道の駅」拠点で初の実証実験(17/09/03)

 

 国土交通省の資料によると、指定された地域での実験箇所5か所に加え、今後公募型および妥当性検証型の実験箇所13か所で道の駅を中心にその周辺地域で自動運転車両を運行して実証実験を行うようです。

 

中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス
平成29年度「公募型」実証実験の地域選定について

 
 今年度実施する実証実験のうち、主にビジネスモデルを検討するための「公募型」実験地域を選定しました。

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https://www.mlit.go.jp/common/001195371.pdf

 

 道の駅と中山間地域を結ぶ経路を運行するということで、おそらく交通量も少ない地域でしょうから自動運転の実証実験にぴったりだと思います。ただ、この手の実証実験はとにかくスピード感がないというのが問題です。映像では約1週間程度の実験期間ということですが、今現実に毎日の移動手段に困っている高齢者がいるわけですから、短期間の「実験」にとどまらず、腰を据えてお金と時間をかけてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。

 高齢者の移動手段にはシニアカーがもっともよいと考えていますが、ある程度長距離の移動はシニアカーでは疲れますし、危険性も伴います。高齢者の長距離・周回ルートの移動は自動運転車両で、短距離・自由な移動はシニアカーでというのはどうでしょうか。

 

 

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